法務部リスク管理課

法務部リスク管理課に所属しながら、中小企業診断士としての活動を模索中。

2010-01-01から1年間の記事一覧

売買基本契約書の必須契約条項

日常的に売買基本契約書を審査している。 当然、その内容は取引先数の数だけ種類があり、すべてバラバラだ。でも、以下の4つだけは、最重要条項として、売買基本契約書に記載するようにしている。 無勧告解除期限の利益損失損害賠償(遅延損害金)裁判所の専…

電通「鬼十則」

最近、いろいろな企業の経営理念を注意して読んでいる。抽象的な経営理念が多い中、有名な電通の「鬼十則」はやはり、他の経営理念とは格が違う。改めて、読んでみるとなかなかいい。戦後間もない、1951年(昭和26年)に作られたとは思えないほど、現代社会…

第6回 セグメンテーションとは?

マーケティング環境分析の結果を踏まえて、不特定多数の人々を同じニーズや性質を持つ固まり(セグメント)に分けること。市場細分化。これにより、他社に対する優位性を築くことを目指す。 万人向けの製品を販売することは、顧客の満足度、自社の経営資源とコ…

棚卸資産回転率とは?

棚卸資産回転率とは、棚卸資産の回転効率を表す指標のことで、在庫水準が売上原価換算でどの程度あるかを表します。 棚卸資産回転率 = 売上原価/棚卸資産 棚卸資産の回収効率がよいほど、棚卸資産回転率は上がります。 また、同じような指標で、棚卸資産回…

第5回 マーケティングの4Pとは?

マーケティング4Pマーケティングの4Pとは、マーケティングの施策をPを頭文字とした4つに分類した、マーケティング管理のフレームワークです。マーケティングの4Pは、1960年代からあるフレームワークです。4Pの内訳は 製品(Product) 価格(Price) 流通(Pl…

第4回 AIDMA(アイドマ)とは?

消費者の購買決定プロセスを説明するモデルの一つ。 消費者はまず、その製品の存在を知り( Attention)、興味をもち( Interest )、欲しいと思うようになり(Desire)、動機を求め(Motive)、最終的に購買行動に至る( Action)という購買決定プロセスを…

第3回 プロダクトライフサイクルとは?

PLCとは、製品のライフサイクルを4つのステージに分けたモデルのことです。それぞれのステージにおける市場成長率と、資金需要、マーケティング戦略の関係は概ね次のようになります。 ◆導入期 製品が導入されて、消費者に認知されるステージです。ここでは、…

共分散とは?

共分散 【英】:covariance 2つのデータが、どれだけ関連性・連動性があるかを示す係数。Cov(r1、r2)= �弇領─�[r1-E(r1)]×[r2-E(r2)] r:ポートフォリオの構成比(r1+r2=1)、E:リターンの期待値 2つのデータ間の平均値とサンプルの乖離(=偏差…

ポートフォリオによる分散投資

リスク=不確実性正規分布=N(μ、σ^2)μ:平均、σ^2:分散平均±σ : 68.26% 平均±2σ : 95.44% 平均±3σ : 99.74%変動関数(CV)= σ/μ (%)ばらつき度合い(来年度の標準偏差)を予測できる共分散(Cov)の求め方 1.それぞれの株式の偏差(リターンと平均値の差…

β(ベーター) とは?

株式市場が1%変化したときに、任意の株式のリターンが何%変化するかを表す係数。 個別の株式の相対的なリスクを表す。 統計学的には、ある株式と株式市場の共分散(covariance)を、株式市場の分散(variance)で割ったもの。 βi = Cov(rM、ri…

事業価値とは?

企業価値 = Σ( FCFn / (1+WACC)^n ) 会社全体の経済的価値。具体的には、企業が将来にわたって生み出すキャッシュフローの現在価値(将来発生するキャッシュが現時点でどのくらいの価値があるかを判断する指標)を指す。 会社とは、様々な投資プロジェクト(事…

第2回 バリューチェーンとは(ユニクロの例)

企業が経済活動を行い存続していくためには、「強み」が必要になるでしょう。巷では、強みのことをコア・コンピタンスと言い、「組織内における集団的学習であり、特に種々の生産技術を調整する方法、そして複数の技術的な流れを統合するもの」と定義されて…

第1回 バリューチェーン(Value Chain)とは?

M.E.ポーターが提唱した理論。企業が付加価値を生む活動を次のように分けて分析する枠組み。 <主活動> 調達購買→製造→販売・マーケティング→サービス<支援活動> 全般管理、人事・労務管理、技術開発、調達活動 自社の強みを活かし、マージンを最大にする…

第4回 SWOT分析とは?

戦略を立てる前に、まず自社を知る何の計画なしに、いきなりマーケティングに取り組む方はいないと思います。いったい何を目標にすべきなのか、何から始めたらいいのか、これらのことを決める前に、まず、自社の現状をきちんと掴んだうえで、目標を設定し、…

割引率とは?

以前のブログ(http://d.hatena.ne.jp/otoken/20100913/1284350735)でお伝えしたとおり、ファイナンス(基礎編)の講義を受けてきました。 講義のなかで、いろいろと教わりましたが、一つだけよく理解できない点がありました。それは、ファイナンスでは「割引率…

キャッシュフロー計算書(英語)

日本語 英語 キャッシュフロー計算書 Cash flow statement 営業活動によるキャッシュフロー Cash flows from operating activities 投資活動によるキャッシュフロー Cash flows from investing activities 財務活動によるキャッシュフロー Cash flows from f…

貸借対照表(英語)

日本語 英語 日本語 英語 貸借対照表 Balance shreet 連結貸借対照表 Consolidated balance sheet 資産 Asset 負債 Debt 流動資産 Current assets 流動負債 Current liability 固定資産 Fixed assets 固定負債 Fixed liabilities 有形固定資産 Tangible fixe…

損益計算書(英語)

日本語 英語 損益計算書 Profit and Loss statement または Income statement 売上高 Turnover または Revenue 売上原価 Cost of goods sold 売上総利益 Gross profit 販売費及び一般管理費 Selling , General and Administrative expenses 営業利益 Operati…

第3回 PEST分析とは?

PEST分析とは 企業を取り巻くマクロ環境のうち、現在ないし将来の事業活動に影響を及ぼす可能性のある要素を把握するため、PESTフレームワークを使って外部環境を洗い出し、その影響度や変化を分析する手法のこと。経営戦略策定や事業計画立案、市場調査にお…

第2回 3C分析とは?

3C分析とは、企業の事業環境分析や企画立案において定番とされている手法です。3C分析では事業全体像を以下の3つの点から分析していきます。 (1)市場、顧客(Customer) (2)競合(Competitor) (3)自社(Company) 3C分析は、市場と競合の分析から導かれる、…

第1回 5つの力(Five Forces)とは?

業界の収益性に影響を与える要因を分析するフレームワーク。マイケル・ポーターが提唱した。あらゆるプレーヤーにとって業界の魅力度を表すと同時に、先発企業の優位が持続しやすいか否か、あるいは新規事業者にもチャンスがあるかといった知見を与えられる…

経営戦略のセミナーに行って見ます。

先日の、ファイナンスのセミナーに引続き、経営戦略基礎のセミナーに行くことにしました。下記の本を元にして、いろいろと勉強したいと思っています。内容は、おって報告します。

現在価値(PV)とは?

今回は、『現在価値』について、お話します。 いま、目の前にある100万円と遠い将来の100万円では、価値が違うということは直感的に理解できるでしょう。500年後に1億円もらえるとしても、今の私たちにとっては、1億円もの価値はありません。 むしろ、います…

自己資本

▼バランスシート貸方 ▼新会社法施行後の呼び方 負債 1・株主資本 資本金 株主資本=1 自己資本=1+2 (株主持分ともいう) 純資産=1+2+3+4 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 2・評価・換算差額等 その他有価証券評価差額金 繰越ヘッジ利益 為替換…

ファイナンスのセミナーに行ってみます。

今後、ファイナンスのセミナーに行ってみることにしました。目的は、自社だけでなく、取引先も含めた、財務分析を学ぶため。入門編として、下記の本を薦められました。 とりあえず、購入して、これから良く読んでみます。自分自身の復習も含めて、このブログ…

契約書を作成する利点

契約書を作成する利点 一言で、契約書を作成する利点をいうと「契約事項の明確化により後日の紛争を防止できる」ということです。 契約内容について問題が生じた場合、契約書の条項が有力な証拠となります。例えば、売買契約において代金の額、支払い時期、…

リンク集

業務委託契約書作成.jp 行政書士山下綜合法務事務所

合意管轄裁判所とは?

合意管轄裁判所の管轄とは、その契約について裁判を起こす場合に、どこの裁判所で裁判をおこなうのかを決定する特約です。 合意管轄裁判所はできるだけ近くに 民事訴訟法では裁判の案件に応じて、管轄する裁判所を定めています(民事訴訟法4条・同第5条・同…

渉外契約における準拠法

先日、渉外契約についてのセミナーに参加した。「自社が、売主の場合に、どのような売買契約書を作成すべきか?」がテーマだった。”Whereas Clause”、”Consideration”、"Fit for Particular Purpose"など、英文契約独特の表現などは、ある程度知っていたが、…

マズローの欲求のピラミッド

マズローの欲求のピラミッド