法務部リスク管理課

法務部リスク管理課に所属しながら、中小企業診断士としての活動を模索中。

2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

英文契約書の構造

下記は、OEM供給契約書のサンプルですが、一般に英文契約書は、表題、頭書、前文、本文、末尾文言、署名欄から構成されています。頭書の This Agreement が主語、WITNESSETH (witness の直説法三人称単数現在の古語)が動詞で、前文及び本文を目的語にし…

費用収益対応の原則

期間利益額を算出する際に期間収益と期間費用の金額的な対応関係が成立するように、当期の発生費用額を当期の収益額に対応する部分と次期以降の収益額に対応する部分とに区分することを要請する原則。費用と収益は同時に発生するわけではなく、通常タイムラ…

自社利用のソフトウェアの会計処理と財務諸表の開

1. 自社利用のソフトウェアの会計処理 (1)取得費・制作費の会計処理 a. 資産計上と費用処理の判断基準自社利用のソフトウェアについては、将来の収益獲得又は費用削減が確実であると認められる場合に無形固定資産として資産計上し、確実であると認められな…

中国で真似されて負けるようでは競争優位じゃない

中国で真似されて負けるようでは競争優位じゃない 中国で「アップルストア」や「IKEA」の完全模倣が話題となっている。ロイターによると、こうした欧米小売の店舗コンセプトの模倣は、富裕層の多い沿岸部ではなく、内陸部の小都市で多いという。その背景…

完全合意条項とは?

完全合意条項(完全合意条項)は、予備的合意書と同様に、主に国際取引の際に用いられる条項です。最近では、国内でもたまに見かけるようになりました。契約条件は必ず確定させる 完全合意条項とは、作成された契約書が完全なものであることを規定する条項で…

「のれん償却廃止」で利益が乱高下!? IFRSで変わるM&A戦略の行方

今日ものれん代のネタです。「のれん償却廃止」で利益が乱高下!? IFRSで変わるM&A戦略の行方|IFRS最前線|ダイヤモンド・オンライン 「のれん償却廃止」で利益が乱高下!? IFRSで変わるM&A戦略の行方林恭子 ダイヤモンド・オンライン 2010/9/2こ…

巨額買収で「のれん」が大量発生市場開拓と製品買収が至上命題に

【武田薬品工業】 巨額買収で「のれん」が大量発生 市場開拓と製品買収が至上命題に|数字で会社を読む|ダイヤモンド・オンライン 国内製薬企業として過去最大の買収額で欧州企業を買収することを決めた武田薬品工業。無形資産である「のれん」を大量に発生…

急拡大する新興企業を支えたのれん代「一括」償却とは

またまたのれん代の記事を見つけました。最近のれん代のネタが多くすいません。以下より、引用 オンラインショッピングモール大手R社は、保有するプロ野球球団からオールスター選手が多数選出され、話題となっている。一方、積極的なM&A戦略の結果生じた、…

会計基準来年からこう変わる(1)M&A――のれん代、複数年で償却

以下のサイトから引用会計基準来年からこう変わる(1)M&A――のれん代、複数年で償却(日経新聞2005/12/16) 企業の合併・買収(M&A)に絡む企業結合会計やストックオプション(株式購入権)の費用計上など、新しい会計基準の導入が二〇〇六年に相次ぐ…

のれん代とは?

のれん代とは、貸借対照表(バランスシート)に載っていない、ブランド、ノウハウ、取引先との関係などの無形の資産のこといいます。通常のれん代は、企業の時価総額と純資産との差額になります。企業を買収した場合、買収の際の株式の取得価格と簿価(貸借…