法務部リスク管理課

法務部リスク管理課に所属しながら、中小企業診断士としての活動を模索中。

財務会計 過去問 R02 24

モジリアーニとミラーの理論(MM理論)に関する記述として、最も適切なものはどれか。ただし、投資家は資本市場において裁定取引を円滑に行うことができ、負債にはリスクがなく、法人税は存在しないと仮定する。

 

ア PER(株価収益率)は、無借金の方が負債で資金調達するよりも小さくなる。
イ 企業の最適資本構成は存在し、それによって企業価値も左右される。
ウ 企業の市場価値は、当該企業の期待収益率でキャッシュフローを資本化することによって得られ、資本構成に影響を与える。
エ 投資のための切捨率は、資金調達方法にかかわりなく、一意に決定される。

 

財務会計 過去問 R02 23

当期首に1,500万円をある設備(耐用年数3年、残存価額ゼロ、定額法)に投資すると、今後3年間にわたって、各期末に900万円の税引前キャッシュフローが得られる投資案がある。税率を30%とすると、この投資によって各期末の税引後キャッシュフローはいくらになるか。最も適切なものを選べ。


ア 180万円
イ 280万円
ウ 630万円
エ 780万円

 

 

財務会計 過去問 R02 22

以下の文章は、資本資産評価モデル(CAPM)について説明したものである。文中の空欄A~Dに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
[ A ]は、安全証券と[ B ]との組み合わせによる[ C ]の期待値と標準偏差との関係を、[ B ]との関連において明らかにするものである。しかしながら、[ A ]の対象は[ C ]に限定されるから、それ以外のポートフォリオや証券について、その期待収益率とリスクとの関係を[ A ]から知ることはできない。それを明らかにするの
が[ D ]であり、資本資産評価モデル(CAPM)にほかならない。

 

〔解答群〕
ア A:資本市場線 B:効率的ポートフォリオ C:市場ポートフォリオ D:証券市場線
イ A:資本市場線 B:市場ポートフォリオ  C:効率的ポートフォリオ D:証券市場線
ウ A:証券市場線 B:効率的ポートフォリオ C:市場ポートフォリオ D:資本市場線
エ A:証券市場線 B:市場ポートフォリオ C:効率的ポートフォリオ D:資本市場線

財務会計 過去問 R02 21

G社の前期と当期の損益計算書は以下のように要約される。下記の設問に答えよ。

 

損益計算書

(単位:万円)

 

前期

当期

売上高

 

2,500

 

2,400

変動費

1,250

 

960

 

固定費

1,000

2,250

1,200

2,160

営業利益

 

250

 

240

 

 

(設問1)

当期の損益分岐点売上高として、最も適切なものはどれか。

 

ア 1,600万円

イ 1,800万円

ウ 2,000万円

エ 3,000万円

 

(設問2)

G社の収益性に関する記述として、最も適切なものはどれか。

 

ア 損益分岐点比率が前期よりも悪化したのは、売上の減少による。

イ 損益分岐点比率が前期よりも悪化したのは、変動費率の上昇による。

ウ 損益分岐点比率が前期よりも改善されたのは、固定費の増加による。

エ 損益分岐点比率が前期よりも改善されたのは、変動費率の上昇による。

 

財務会計 過去問 R02 20

額面が121万円、償還までの期間が2年の割引債の市場価格が100万円であった。このとき、この割引債の複利最終利回り(年)として、最も適切なものはどれか。

 

ア 10.0%

イ 11.0%

ウ 17.4%

エ 21.0%

 

財務会計 過去問 R02 19

E社株とF社株の2銘柄を用いてポートフォリオを作ることを考えている。それぞれのリターンの平均が、E社株10%、F社株18%のとき、ポートフォリオの期待収益率を16%にするにはE社株の投資比率を何%にするべきか。最も適切なものを選べ。

 

ア 16%

イ 25%

ウ 35%

エ 75%

財務会計 過去問 R02 18

ある企業において、業績が良くなると判断される新情報が市場に流れた場合(t=0)、投資家が合理的に行動するならば、この企業の株式の超過収益率をグラフにしたものとして、最も適切なものはどれか。

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