H24 事例1
第1問
(設問1)
成長著しい東南アジア等で経済特区などの法整備の充実により進出が容易になった。
既存取引先の海外進出に対し、経済的支援も含めた要請があり事業化の可能性が高いから。
→脅威(T)である「国内の低迷」入れたかったのですが、入れられませんでした。同じ外部環境の機会(O)でも、マクロとミクロの切り口にしました。
第2問
理由は①X社との進出時に品質を高めるために時間がかかり複数の海外拠点をもてる余裕がないため②Y社との取引が最大のため高い依存度をさけるため③工程前後のパートナー企業との連携が難しい環境であったため。
→3段落目の最後の方にあるパートナー企業については、この設問にしか使えないので、無理やり入れてみました。
第3問
理由は①現地において絶えざるプロセス改善や意識の熟成、対処能力が継続的に育成・確保できなかったから。②日本側において、現地に精通していない工場長や権限委譲の不足、本社の意向を十分に伝えていない、日本国内への現地技術者の教育機会不足等である。
→事例1にしては、与件文の抜き出しが可能な問題でした。すべて与件文の裏返しです。
第4問
期待する役割は、A社が今後海外展開を進めるにあたり経営者意識をもち現地で社長の代わりである。必要な能力は、全社戦略理解し現地従業員に実行してもらうリーダーシップ力とコミュニケーション能力である。
→係長クラスにはやや壮大な役割ですが、中小企業診断士として、高い目線で書いてみました。
第5問
設計時には、透明性と公平性を重視し、成果の目標設定を明確化し、短期志向や個人プレーにならない設計にすべき。導入時には、納得感のある説明を時間をかけて実施し、個人のモチベーションが上がり、結果的に業績も向上する制度になるように留意すべきである。
→成果主義導入時のメリットとデメリットを1次知識としてもっていたので、これを書きました。