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法務部リスク管理課

法務部リスク管理課に所属しながら、中小企業診断士としての活動を模索中。

得点調整で1,055人が繰り上げ合格

 

今回の得点調整で何人位の人が繰り上げ合格になったのかを計算してみました。

計算方法は、以前2次試験の得点開示の時につかった↓の手法を使いました。


http://rmc-oden.com/blog/archives/77189

結論は以下の通りでした。


・420点を獲得できたのは、受験者数13,605人に対して9.9%の1,349人だけ。
・合格点を409点に下げたことで、1,055人が繰り上げ合格となった。


得点調整しなかったら、合格者は1,349人だけだったんですね。これでは協会も得点調整をやらない訳にはいかなかったんだとおもいます。

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このグラフの作成方法
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細かいので興味がある人だけが読んで下さい。
また、私は定量分析の専門家ではないので、この種類の分析に詳しい方がいらっしゃれば、この方法が適切かご指摘ください。

<事実>
受験者数   13,605人(母集団)
試験合格者数 2,404人
合格点    409点(59%+4点の得点調整)
合格率    17.67%
これで全体の17.67%の人が409点以上であったことが分かります。


<仮説>
受験生の得点は正規分布(偏りがない)であること
平均点は382.22点(某受験校の速報値を参考)


ヒストグラムの作成>
平均点と標準偏差が分かれば、ヒストグラムを作れるんので、上記の情報から標準偏差を逆算していきます。

①平均点
平均点は上記のように382.22点と仮定します。

標準偏差
エクセルの「NORMINV」関数に平均点を382.22と入力し、合格点である409点が全体の17.67%なる標準偏差を逆算します。
エクセルに「=NORMDIST(409,382.22,28.857,TRUE)」を入力すると、「0.82.33・・」と表示されます。
この意味は、409点は、平均点が382.22点で標準偏差が28.857の時に、下から数えて82.33%だということです。
下から数えて、82.33%ということは不合格した人が82.33%ということなので、合格率は1-82.33=17.67%となります。
その結果、標準偏差が28.857の時に、409点が全体の17.67%になりました。

③ 受験生の点数分布
標準偏差と平均値が分かれば、同じくエクセルのNORMINV」関数を使って、受験生13,605人分の特典を乱数表示させます。
「=NORMINV(RAND(),382.22,28.857)」を13,605人分コピーすると乱数表示されます。

④ グラフ表示
乱数表示させた得点は、平均値382.22点、標準偏差28.857で正規分布しているので、それをグラフ表示します。
エクセルの分析からヒストグラム作成の機能を使います。

⑤ 確認
グラフを見ると、当初の見込み通り、409点は上位17.67%前後になっています。

→完成

参考図書

カネ系が苦手な方におすすめの本は以下の通りです。


稲盛和夫実学―経営と会計
http://amzn.to/2cgh9lK
カネ系の入門編。これを読まずにカネ系は語れない。


ざっくり分かるファイナンス 経営センスを磨くための財務
http://amzn.to/2bMTcQi
ファイナンスの入門編。ファイ基礎からファイⅠレベル。



決算書がスラスラわかる 財務3表一体理解法
http://amzn.to/2bN8zgi
P/L,B/S,CFの関係がわかる。これがわかるとカネ系が楽しくなる。


経営の大局をつかむ会計 健全な”ドンブリ勘定”のすすめ
http://amzn.to/2c11ULH
これもおすすめ。カネ系の知識を経営にどういかせばいいのかが書いてある。

ジョン・コッターの8段階のプロセス

①危機意識を醸成する。
②変革推進のための変革チームを組織する。
③ビジョンと戦略を生み出す。
④変革のためのビジョンを周知徹底する。
⑤変革行動への権限を与え従業員の自発を促す。
⑥短期的成功、小さな成功を実現する。
⑦成果を活かして、さらなる変革を推進する。
⑧新しい方法を企業文化に定着させる。

読者日記「技術力で勝る日本がなぜ事業でまけるのか?」

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ゲームのルールを、変えた者だてが勝つ。

◆喫茶店をいくら成長させてもスターバックスにはなれない

インテルのように部品素材で勝つには

部品がそれを資する完成品にとって不可欠であること。

部品が少なくても完成品ごとっている収益率と伍した収益率をとっていること

技術優位性と標準化を含む知的マネジメントの結果、部品が完成品を従属せしめること。

シマノもこの戦略

空色プロジェクト vol.2 診断士の実態

みなさんこんにちは、

 

前回は、なぜ私が、日本の中小企業経営者のために空色プロジェクトをやろうと思ったのかを書きました。マーケティング的にいえば、そこに経営支援のニーズがあるということです。

今日は、供給側の面から、なぜこのプロジェクトをやろうと考えたのかを書きたいとおもいます。
まずは、中小企業診断士の全体の現状について纏めてみます。


<企業内診断士の状況>
中小企業診断協会が毎年発表している、試験合格の統計を見てみましょう。

統計資料(PDF)(平成28年1月5日)
https://www.j-smeca.jp/attach/test/h27/h27_2ji_toukei.pdf

こ れによると、直近の診断士試験の合格者は944人です。そのうち、民間企業に勤めている人は、民間企業勤務が611人、政府系以外の金融機関勤務が84人 です。この政府系以外の金融機関勤務は、いわゆる銀行や信用組合を指しているものと解釈しました。これらの合計が695人で、合格者全体に占める割合は 73%です。ということは、合格した人の中で、会社勤めの方は73%いるということです。

次に、合格してからどうなったかをしらべたアンケートがありました。

J-Net21[中小企業ビジネス支援サイトのアンケートにみる診断士の実像
第2章 データでみる診断士6年間の変化
http://j-net21.smrj.go.jp/know/s_hiroba/enquete2011/chapter02a.html

これによると、企業内診断士の割合は49.4%でした。なお、このアンケートは、中小企業診断協会に加入している人が母集団となっているので、上記の中小企業診断協会より企業内診断士の数が少ないのだと推測します。また、診断士に合格しても、私のように診断士協会に入らない企業内診断士もいます。


<なぜ、企業内診断士のままなのか?>
中小企業診断士は、日本で唯一の経営コンサルタントの国家資格です。この経営コンサルタントがなぜ、独立できないのでしょか?
理由は簡単です。独立すると今の会社勤めより収入が減るからです。特に私のように家族がいる人は、そう簡単には会社を辞めることができません。


<で、実態はどうなの?>
さて、いろいろと書きましたが、つまり、せっかく中小企業診断士の資格をとっても5~7割の人は、独立せずに、同じように会社員として仕事をしているということです。

また、この資格の更新のためには、実際に中小企業を診断して一定の「実務ポイント」というポイントを取得する必要があります。人によっては、この実務ポイントを取るために、お金を払って診断する人もいます。お金をもらうんじゃなくて、お金を払って診断しているんです。

私としては、「なにをかいわんやじゃ!!(※)」って感じです。せっかく、高いお金と時間を犠牲にして資格を取ったのに、まだお金を払っているんですか?何のためのスキルですか?なんで、そこまで自分を安売りすんですか?言い出せばきりがありません。

(※)このセリフは、私の好きな坂の上の雲で、満州軍総参謀長満州軍である児玉源太郎が、旅順に向かう列車の中で、第3軍参謀副長の大庭二郎に対していった言葉です。
http://takehana.cocolog-nifty.com/blog/2011/12/113-b0dd.html

話を戻します(笑)。
いろいろと理解できない部分がある一方で、会社勤めの方は、副業禁止や、なかなか まとまった時間が取れないといった多くの成約があることは事実です。


<空色プロジェクト>
そこで、この「空色プロジェクト」です。このプロジェクトの目的は、中小企業診断士等の経営のスキルがある人を集めて、日々悩んでいる日本の中小企業の社長が見る空の色を変えたいということです。

最近はロート製薬の副業解禁が話題になりましたが、現状ではまだまだ副業禁止を就業規則に入れている会社が多いのは事実です。

診 断士1年目は、道場やタキプロなど先輩が用意してくれた土台があるので、なんとなく活動をしている気になります。でも2年目以降は誰も何も用意してくれま せん。自分で自分の舞台を決める必要があります。2年目以降になにもしないとせっかく獲得した診断士のスキルが低下してしまいます。

幸いなことに、私の周りの診断士の仲間は、診断士という資格に加えて、自分の得意分野もっており、「診断士×●●」という強みがあります。ちなみに私は、「経営×定量分析」を自分のドメインにしています。ここについては、後日詳しく話します。

会社員であっても、自分自身の舞台を決めたいと思っている診断士に対して、自分のスキルを発揮できる場を提供し、それが悩んでいる日本の中小企業の社長に役立つような仕組みを作ることが、この空色プロジェクトです。

また、もちろん発揮したスキルには、それに見合った報酬をもらえることは当たり前です。
診断士の悪い習慣は、「無料奉仕は美徳」だという間違った感覚をもっていることです。たとえば、診断士が経営者に対して、無償でまあまあの仕事をするのと、10万円の単価で、15万円の価値のある仕事をするのとで、どっちがお互いのためにな るでしょうか?相手からの依頼に対して、その期待を上回る成果を出すことが、コンサルタントの存在意義だと思っています。

さらに、会社勤めの方に対して、副業禁止問題を完全に解決できないまでも、和らげるような仕組みを作る予定です。この部分は現在、法的な確認をしておりますので、公開まで少々お待ちください。


<まとめ>
・せっかく診断士に合格しても5~7割の人は企業内診断士である。
・なにもしないと、そのスキルは一気に低下する。
・診断士のスキルを必要としている経営者は大勢いる。
・副業禁止な会社員が、そのスキルを発揮できる場を提供することが、この空色プロジェクト

次回もお楽しみに。
 

空色プロジェクト始動

最近、色々な場所でこの「空色プロジェクト」の話をしています。

この「空色プロジェクト」を一言で言うと、中小企業診断士等の経営のスキルがある人を集めて、日々悩んでいる日本の中小企業の社長が見る空の色を変えたいというプロジェクトです。

私自身の診断士生活が2年目に入り、道場ブログもひと段落したので、今年は、この「空色プロジェクト」の具現化に取り掛かります。また、言霊(ことだま)と言って、言語化すると叶うと言われているので、このスピンオフプログで言語化していきます。


<背景>
まずは、このプロジェクトを考えた背景を話します。ここに共感できないと、多くの人を巻き込めないので一番大事な部分です。


日本全国で会社は382万社ありますが、そのうち中小企業の割合は99.7パーセントで、380.9万社あります。(中小企業庁) http://www.chusho.meti.go.jp/koukai/chousa/chu_kigyocnt/2016/160129chukigyocnt.html


つまり、日本には380.9万人の社長がいることになります。
皆さんがイメージする中小企業の社長ってどんな感じでしょうか?最近のドラマだと、下町ロケットの佃煮社長でしょうか?また、少し前ですが、同じ池井戸潤シリーズの半沢直樹でしょうか?

また、もっと現実的な話をすると、中小企業の社長は銀行からお金を借りるために、自宅を担保に提供したり、個人で連帯保証したりしています。最近は、個人の連帯保証は減らそうという動きがありますが、それでも、会社の資金繰りが尽きると、一家で夜逃げということは、実際にあります。

一方で、この道場メンバーを含め、私の周りには経営をサポートできる高いスキルを持った方が大勢います。ただ、これらの高いスキルが、日本の経営者に役立っているかというと、現実にはそうなっていません。
なぜならば、悩める経営者は、その経営問題を相談できる相手がいないのです、

中小企業白書の「中小企業経営者の経営相談の状況」http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/H24/H24/html/k321000.htmlによると、以下のようになっています。

「具体的な相談相手は、約7割が「顧問税理士・会計士」、約3割が「経営陣」、3割弱が「家族・親族(利害関係者)」、2割弱が「メインバンク」となっており、日頃から接点の多い、社内外の関係者等が相談相手として選ばれる傾向にある(第3-2-3図)。」

我々診断士の視点からいうと、税理士の先生に経営の相談をしてしまう人がほとんである現状に驚愕しました。そこまで診断士が世の中に役立っていないかと、診断士の力の無さに無念でなりません。

具体的な方法は、随時ここでアップしていきますが、この「空色プロジェクトは」そんな、日本の悩める中小企業の社長に対して、経営支援のプロフェッショナル集団が支援するという仕組みを構築したいと考えています。