経営戦略の論理
【内容の抜粋】
◆戦略とは便利なことばである。
⇒戦略とはビックワードであり、現実的にはコニュニケーションの道具にならない。
◆戦略の定義
市場の中の組織としての長期的な基本設計図
(それぞれの意味を深堀)
市場の中の
⇒顧客のニーズ、競合の動向
組織としての
⇒その集団を率いるために、人間くさい配慮をしてヒトをうごかせるか
活動
⇒現実活動の指針となれるか
⇒実行可能なアクションが入っているか
⇒スローガンは戦略ではない
長期的
⇒短期の目先の現象にとらわれてないか
⇒現実を犠牲にするような活動をとってまでもやるべきことなのか?
基本の設計図
⇒基本とは大きな構想を語ること
⇒設計とは「こうなりたい」という意思と「そうなるためのシナリオ」の両方がそろって設計になる、
◆中核戦略とは次の3つを決めること
(a)製品・市場ポートフォリオ
⇒だれに何を売るか?
(b)業務活動分野
⇒売るために、自社は何をするか?
⇒自社はどんな能力と特性をもつか?
◆いい戦略には論理がある
⇒経営者にとって一番必要な条件は、論理的に考える力をもっていることである。なぜなら経営は論理の積み重ねだからである。
【感想】
レポート回の講師からのコメントで書かれるようなことが、多面的に書かれている。
自分が書いたレポートを、この本を見ながら、復習することで、ヌケ・モレがなくなるような気がしました。
経営戦略って、ものの考え方なので、一度きちんと考え方を理解し、体得すれば、永遠に使えるスキルだとおもいます。
これまでは、様々なクラスで、各科目の重要な点を学んできましたが。まさに、ケースの総合格闘技としてのこのクラスにふさわしい書籍だとおもいました。