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法務部リスク管理課

法務部リスク管理課に所属しながら、中小企業診断士としての活動を模索中。

中小企業診断士(一次試験)合格体験記

先日、中小企業診断士の2試験を受験しました。
結果については、全力を出し切ったとしかいえず、自分の感覚としても合格なのか不合格なのかまったくイメージが湧かないというのが実感です。
 
先日、診断士のオフ会があり、その中で合格体験記を書いた方がいいとアドバイスがありました。まだ、1次試験しか合格していませんが、自分自身の振り返りも含めて、1次試験の合格体験記を書きたいとおもいます。
 
長文ですが、ご了承ください。
 
 
1.診断士を目指すきっかけ
私は今年40歳になった都内に勤める会社員です。診断士の目指すきっかけをお話します。
 
①最初のきっかけ(2009~2010年)
私は、今の会社に2000年に営業として中途入社しました。9年間営業を担当した後、2009年6月に与信(よしん)管理を担当する部署に異動となったのが最初のきっかけです。
 
「与信管理ってなに?」という方に簡単に与信管理の仕事について説明すると、「この販売先には、何百万円まで掛け売りしていいのか?」というのを判断する仕事です。上場会社には、何億円と掛け売りをしても安心だけど、小さい会社に対しては、百万円でも危ないかも? じゃぁ、この会社に対しては、何百万円の与信額にするか?を判断する部署です。
 
この部署で働いていると、毎日々々、他社の決算書をみて財務分析をします。そのため、財務の観点から会社を見る力が日々鍛えられます。
 
営業からこの仕事を担当した最初の時期は、損益計算書の読み方もわからず、先輩に聞いたり、自分で本を読んだりして、すこしづつ勉強をしてました。自分としては、意外と面白いぁなって印象でした。これが経営に関することに興味をもった第一歩です。
 
 
②ビジネススクールへ通う(2011~2012年)
①のようにすこしづつ財務のことを勉強していた時に、会社の研修制度を利用して運よくグロービス経営大学院(http://mba.globis.ac.jp/)に社費で通う事ができました。その期間中、マーケティング経営戦略ファイナンスアカウンティングなど、経営に必要な基礎的な知識を体系的に約1年間学びました。この期間中は非常にエキサイティングな日々で、「会社経営って面白い」と本気で思っていました。
 
これは面白いので、もっと勉強したいとおもいましたが、これ以上勉強する場合は、自費になると会社から言われ、どれくらい費用がかかるのなかぁと調べたところ、大学院を卒業(=MBAを取得)するには、ざっと300万円が必要なことが分かり、財布と相談するまでもなく、あきらめました(泣)。
 
そんな中で、別名、日本版MBAとも呼ばれる中小企業診断士のという資格があることを知り、その内容を見てみると、自分がビジネススクールで勉強したことの多くが試験科目とかぶっており、しかも、受験校に通っても1年間で20万円程度であることから、これはこの資格を取るしかないと決意しました。
 
決意したのもの、診断士についての情報をまったく持っていなかったもので、たまたまネットで見かけた、タキプロのセミナーに2012年3月に参加しました。そのセミナーの中で、いろいろと経験者のアドバイスを聞いた結果、2012年に科目合格、2013年に1次と2次合格という目標を設定しました。
 
 
 
 
 
2.iPadを活用した勉強方法
上記のように2012年3月から受験の決心をして、2013年8月の一次試験まで、約1年半の間、一次試験の勉強をしました。
自分の勉強方法について、これから一次試験合格を目指す方に少しでも参考になればとおもい、自分の勉強方法を書いてみます。
まずは、診断士っぽく自分のSWOT分析をします。 
 
強み(S)
財務分析は、ほぼ毎日仕事で使っているので得意分野。
デジタル機器を使いこなすことが趣味。
 
 
弱み(W)
経済学や運営管理は基礎知識ゼロ。
財務・会計は得意科目でも、仕訳などの簿記の分野は苦手。
アラフォーのオジサンなので、暗記力が格段に低下している
機会(O)
遠方から通勤しているため、通勤時間が、往復で約3.5時間かかる。
 
 
 
脅威(T)
土日は、家族サービスがあり授業を受けることは不可能。
家で勉強しても子供に邪魔されることが確実のため、自宅での勉強は想定外。
診断士の教材は、範囲が広く持ち歩くと重たい。
 
こんな状況であったので、通学は最初から諦めて、通信講座で、3.5時間の通勤時間を有効活用するためにどうしたらいいかと考えました。
考えた結果、最終的に到達した私の勉強方法は、以下の通りです。
 
iPadを最大活用して、全てのテキストとノートをiPadに入れ、質のいいインプットと効率的なアウトプットで通勤中の勉強だけで合格レベルに到達する」
 
診断士のテキストって重たいですよね、範囲が広くて覚えるのが大変ですよね、そもそも仕事が忙しくて勉強時間の確保ができないですよね。私もそんな状況でした、でもこの勉強方法にしたところ、これらの課題を解決できました。
 
細かく勉強方法を解説します。
 
まず、私の勉強に不可欠だった3種の神器は、これら↓です。
(上記の2つのソフトは、iOS6のときは、非常にいいソフトだったんですが、iOS7にバージョンアップしたとたん、重たくて落ちやすいソフトになってしまいました。残念です)
 
 
 
全てのテキストをiPadに入れ〜
TACのテキストをキンコーズ(http://www.kinkos.co.jp/)で1冊100円で裁断(http://www.kinkos.co.jp/price/panel02.html)してもらい、会社の業務用コピー機のPDF機能を使ってすべてのテキストをPDF化して、iPadに全部入れました。iPadにいれたPDFは、Good readerというソフトを使って閲覧と書き込みをします。
これにより、7科目分の重たいテキストを持ち歩く必要がなくなります。また、常にすべてのテキストが手元にあるので、わからないことがあった時に、その場で調べることができます。後で調べようとおもって家に帰ったけど、実際に家に帰ったら、「分からなかった場所を忘れてしまった」ということが無くなります。これは、通勤途中しか勉強時間を確保できない自分にとって、大きなメリットでした。
 
 
 
全てのノートをiPadに入れ〜
Evernoteの有料サービス(年間4,000円)に加入して、重要ポイントをEvernoteにまとめました。また、診断士の合格者が合格へのアドバイスを惜しみなく提供して頂いているブログをEvernoteにコピーして、それをカテゴリー別に整理することにより、自分で書くより格段まとまりの良いノートが瞬時に出来上がってしまいます
私が参考にさせていただいたブログは、主に下記の2つです。
 ・中小企業診断士試験 一発合格道場 http://rmc-oden.com/blog/
 ・合格者が伝える中小企業診断士試験突破のノウハウ「タキプロ」http://www.takipro.com/
各科目のポイントをわかりやすく丁寧に説明して頂いたことはもちろんのこと、一次試験直前には、試験前の心構えなど、通学していない自分にとって、心の拠り所となったことは間違いありません。
 

 

(クリックすると大きくなります) 
 
 
③質のいいインプット(=診断士ブログの活用)
私は、企業経営の組織論が苦手でした。
TACのテキストを読んで、実際に問題を解いてみると、間違ってばかりでした。また、解答解説を読んでもまったく理解できず、同じ間違いを繰り返す日々でした。しかも、TACの講師からは、「組織論の場合、テキストの内容をすべてを丸暗記しても、満点は取れない」と聞かされ、「んじゃそりゃ、テキストの意味ないじゃん(怒)」と感じてしました。
そんな悩める日々の時にこんなブログを発見しました。
企業経営理論: 組織論は「アウトプット」で!(http://rmc-oden.com/blog/archives/1806)
まさに、当時の私の為に書いてくれたような内容であり、早速Evernoteにコピーして、何度も読み返して、組織論に対する考え方を改めさせてくれました。
また、経営法務の必須論点である、知財は、このブログが秀逸でした。
     【法務】知財のキホンを再確認 (http://rmc-oden.com/blog/archives/36092)
こんな感じで、合格者が書いていただいた、受験生視点でのまとめをインプットに使うことによって、質の良いインプットをする事ができました。
 
 
効率的なアウトプット~
1年目の科目合格の後2年目は、残りの5科目を合格するために、アウトプット重視の方針が必要と思っていました。そんな中、いろいろと受験校の講座を検索した結果、下記の講座にきめました。
 
2014年合格目標:1次中上級アウトプットコース(一括)【DVD】(https://online.lec-jp.com/disp/CSfLastPackGoodsPage_001.jsp?GOODS_NO=370222)
(※)リンク先は2014年版ですが、私が受講したのはこの講座の2013年版です。
 
この講座に決めた理由は、一科目あたり約200問の問題があり動画解説してくれるので、これを繰り返しやれば、アウトプットは十分だろうと考えたからです。
このテキストも全てPDF化して、iPadにいれて、Good readerで読み書きしました。Good readerの良いところは、閲覧だけでなく、書き込みもできるところです。つまり普通の教材と同じように、書いたり消したりすることができます。
 
こんな感じになります。

 (クリックすると大きくなります)
 
 
 
通勤中の勉強だけで合格レベルに到達
診断士の1次試験合格には約1,000時間の勉強時間が必要と言われています。私の場合、最初に設定した勉強期間は1年半なので、通勤時間をすべて勉強時間にあてることができれば、3.5時間×平日20日×18ヵ月=1,260時間になるので、理屈の上では、勉強時間は確保できる計算になります。
 
 
 
 
こんな感じで、1次試験の勉強をしていました。これから1次試験の勉強を始める方にすこしでも参考になれば幸いです。
 
 
 
2次試験の合格発表まであと3週間。3週間後には、2次試験の合格体験記を書きたい!!!